昨日、訃報が届きました。
その方の夫は、5月初めに脳梗塞で倒れられました。
病院で回復の見込みはなく、いつ亡くなるか分からないと言われたそうです。
身寄りが少ない彼女は、付きっきりで病院にいましたが、疲労のため全て病院に任せて自宅帰ってきました。
葬儀社に相談をしたり、手次ぎ寺に連絡をしたりと、いつ来るか分からないその日のために、大方の段取りを済ませたのです。
しかし、6月が過ぎ、7月になっても夫の意識不明の状態は変わりません。
ほとほと疲れられたのでしょう、頻繁にあった連絡も途絶えてしまいました。
昨日、手紙を戴きました。
不安を感じながら開封しました。
それは、自筆で書かれた簡単な報告を兼ねた挨拶文でした。
文章のあらましは、
「5月より療養中でしたが、8月12日に永眠致しました。
私はほとほと疲れていましたので、葬儀社のすすめにより、妹と2人だけで家族葬を致しました。
後をみる者もいないため、形を残さないようにと思い、海帰葬に致しました。
今までお世話になりました」
というものでした。
葬儀社員により、病院から直接火葬場へ送り、数時間後、遺骨を持ってボートに乗り込み沖に出て、海に散骨をしたというのです。
大変親しくして戴いていた方だけに、衝撃を受けております。
考えに整理が付きません。
取り敢えず、
「喝 !! 」