最近、店頭で目に付くのが、「機能性表示食品」です。
大手食品メーカーの「脂肪の吸収を抑える」「糖分の吸収を抑える」などと謳う商品です。
安倍首相が行った「成長戦略第3弾スピーチ」に盛り込まれた、健康食品の機能性表示解禁宣言を受けてのものです。
しかしこれは、消費者サイドではなく、健康食品等のメーカーの強い要望を受けてのことでした。
消費者庁の許認可はなく、企業責任で表示を認めるというものなのです。
即ち、企業のための制度なのです。
ですから、「脂肪の吸収を抑える」「糖分の吸収を抑える」「コレステロールを下げる」等と表示されているものは、効能が認められなくてもいいのです。
又、安全性に問題があっても企業責任で消費者庁は関知しないと言うことなのです。
商品表示を頼って商品を選ぶ消費者の側に立たない消費者庁は、「企業に顔を向けた行政」をしているのです。
危険すぎる「機能性表示食品」にダマされてはいけませんが、これではダマされても仕方ないではないですか!