そぼ降る雨に梅雨入り宣言をされたかと思うと、翌日は真夏を思わせる晴天でした。
一転今日は、曇り空で、肌寒いです。
こんな日は、先日仕立てた木綿の単衣の着物が丁度良いです。
江戸期、普段着物と言えば、粗末な木綿のものを言います。
それも庶民や下級武士の家ではよほどのことがないかぎり、呉服店で新しい着物を誂えることがなかったのです。
下帯や浴衣は別にして古着を仕立て直して着ていました。
これが庶民や御家人の着物事情だったのです。
私のものは仕立て直しの古着ではありませんが、梅雨空の元、そんな着流し姿で寝っ転がって、時代小説を読んでおります。