春は動物の出産ラッシュで、どこの動物園でも可愛い赤ちゃんが見られます。
 
ところで、人間の赤ちゃんには、おんぶと抱っこどっちがいいのかと言うことが昔からのテーマのようです。
 
おんぶと抱っこでは、親子の視線が異なります。
 
抱っこは、互いに向き合って安心感が生まれます。
 
一方おんぶは、視線が内にこもらず社会に開かれます。
 
人間は、視覚によって外部情報の約8割を入手するので、赤ちゃんも景色がよく見えるおんぶの方が知的好奇心は育つようです。
 
昭和の時代は、おんぶしかなかった気もしますが・・・。
 
 
ウィニコット(1896-1971・イギリスの精神分析家)は、
 
「抱かれている赤ん坊が母親を見ているとき、その赤ん坊は母親を見ているだけではなく、母親の目に写っている自分自身を見ているのだ」
 
と言っています。
 
 
最近は、お母さん自身の服装の乱れを嫌ってか、おんぶ派、抱っこ派より、ベビーカー派が多いように思います。
 
特に電車にベビーカーを持ち込んでいる人がやたら目に付きます。
 
混んでいる電車にベビーカーはどうなんでしょう。
 
まぁ、それはそれで良いのですが、周りの人のことを考えないでいる人がいるようです。
 
公共の場は、マナーが重要ですね。
 
慣用句の「おんぶに抱っこ」は、何から何まで他人の世話になることですものね。