2015年度センター試験「倫理」からもう一問。
問3 下線部⑤に関連して。次のア~ウは,法然と同様、時の仏教に新たな展開をもたらした人物たちの思想の説明である。正しいものを選べ。
ア 親鸞は,阿弥陀仏の誓願を深く信じて念仏を称えよと説いた。彼の弟子の伝えによれば、これを実践できず、自力で悟ろうとする悪人こそ、救われるべき対象である。この教えは,悪人正機と呼ばれる。
イ 道元は、ただひたすら坐禅するべきことを説いた。彼によれば、身心を尽くして静かに坐りぬく修行こそが、悟りという目的に達するための最善の手段である。この教えは,修証一等と呼ばれる。
ウ 日蓮は、「南無妙法蓮華経」という七字の題目を唱えよと説いた。彼によれば、『法華経』こそが釈迦による究極の教えであり、唱題は,その功徳のすべてにあずかることを可能にする行である。
答えは、⑦ ア 誤 イ 誤 ウ 正