衆議院議員選挙運動たけなわである。
 
しかし、中にはとんでもないことを言う候補者がいる。
 
 
東京12区立候補の元航空幕僚長の田母神俊雄氏は、
 
「沖縄女性暴行事件でテレビが連日米兵の危険性を訴えるが、朝の4時ごろに街中をうろうろしている女性や女子高生は何をやっていたのでしょうか。
 
でもテレビはこの時間については全く報道しない」
 
と、夜中に歩いている女子はレイプされて当然、とでもいうような主張を展開した。
 
又、
 
「妊娠で軽い業務しか出来なくなった女性を降格したとか言って、裁判に訴えるような女性はどんな女性か。
 
貴女を愛してくれる男性はいますかと聞きたい」
 
と言い切った。
 
挙げ句の果てに、
 
「弱者が権力を握ろうとしています。
 
弱者救済が行き過ぎると社会はどんどん駄目になります。
 
国を作ってきたのは時の権力者と金持ちです。
 
言葉は悪いが貧乏人は御すそ分けに預かって生きてきたのです」
 
聞くに堪えない。
 
 
 
麻生財務相は、各地の街頭演説で、
 
「この2年で株価は17,000円まで上がった。円安にも振れた」
 
と景気回復の実績を強調し、
 
「その結果として企業は大量の利益を出している。
 
出していないのは、よほど運が悪いのか、経営者の能力がないかだ」
 
と語った。
 
 
こんな認識では、益々格差が広がるばかりだ。
 
 
しかし怖いのは、
 
「その通り!」
 
「よくぞ言ってくれた!」
 
これらの意見に同調し、票を投じる人達が多くいるということである。
 
 
 

追伸、麻生氏、今日もやっちゃった!

「社会保障制度がうまくいかないのは、女性が子供を産まないからだ!」

と応援演説で発言した。
 
 
追伸2、
 
田母神氏の選挙事務局スタッフが、
 
「戦える準備をすれば戦争に巻き込まれることは少なくなります!
 
プロレスラーと喧嘩をする人がいないのと同じです!
 
集団的自衛権に反対し、戦える準備をすると戦争になると考えるのは頭の悪い人達です!」
 
と、田母神氏の発言を紹介していた。