ドギーバックを知っていますか?
外食時に食べ残したものを持ち帰るための箱です。
丁度、ケーキの箱に似たものです。
日本には、ものを大切にする文化、即ち「もったいない」のこころがありました。
それを世界に知らしめ、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞したケニア人女性、それが先般亡くなった ワンガリ・マータイさんでした。
彼女は、 国連で「MOTTAINAI」キャンペーンを提唱し、エコ活動に尽力したのです。
「MOTTAINAI」精神を受け継いだ活動の一つが、ドギーバック普及活動です。
本来、犬のために持ち帰ることを建前とした料理を入れる箱として、アメリカで広まったものです。
日本でも多くのレストラン等で用意されています。
レストランで食べ残した料理を持ち帰るだけで、多くの問題を考えさせられます。
作り手の思い、材料の生産者の苦労、世界にある多くの飢餓、食事のありがたさ、飽食の反省等々。
残した料理を持ち帰る事によって、食べ物の大切さや食料問題について考えて欲しいという願いがドギーバックに込められているのです。