「指月の指」という言葉をご存知でしょうか。
 
「指を見て月を忘れる」ともいいます。
 
 
「あれが月だよ」と月を指さされたにもかかわらず、月を指さす指ばかり見て、肝心の月を見ないことをいいます。
 
真実を示しているにもかかわらず、異なるものばかりみて、真実を見失ってしまうことです。
 
外国人による日本人感を読んでいると、日本人の特徴として、
 
「日本人は、物事の本質を見ようとしない」
 
ということがよく言われています。
 
 
又、人に言われた内容を考えず、言われた言葉や,言った人を問題にしていることはないですか。
 
 
そんな戒めの言葉が、「指月の指」です。
 
 
気を付けたいものです。
 
 
 
 
ところで、永福一成氏原作の「月をさすゆび」が『ビックコミック オリジナル』に8月20日号から連載されています。
 
この方、築地本願寺にある東京仏教学院の卒業生なんですよ。