
新刊『アイネクライネナハトムジーク』(伊坂 幸太郎著)を読みました。
テーマは「出会い」です。
各章に出てくる登場人物が、著者が得意とする「リンクする」ので、頭の中でややこしく絡(から)まるのを解(ほど)きながら読みました。
最終章で全ての登場人物が繋がって、話は終わりました。
実は、全六篇の連作短篇集なのですが、読み終わって著者によるあとがきを読んでその事を知りました。
なんの予備知識も持たず、先入観がないまま読んだものですから、長編作品と思って読んでいたのです。
伊坂君、全作品を読みましたが、いつも面白いですね。
ちなみに、題名は、誰もが知っているモーツァルト作曲『セレナード第13番"アイネ・クライネ・ナハトムジーク"』です。
表紙イラストは、ミュージシャンのTOMOVSKY(大木知之)が描いています。