

先日知人(旧家)に、蔵を整理したので、見て欲しいと言われて、軸を数本拝見しました。
みんなボロボロでしたが、その中に、知った人物のものがあったので頂いてきました。
廓忍和上(1838年滅)といい、本願寺最初の勧学になった方です。
『学僧逸伝』によると、
「天賦樨鈍で、殊に記憶に拙で苦しんだが、刻苦勉励一日も怠らず、遂に勧学にまでなったが、それからというものは記憶力が急に良くなって襖の下張りを何を何処辺にはったかと言うことまで覚えていたという」
とあります。
何て書いてあるか、読むには時間がかかりそうですが、表具に出したいと思っております。