今夜は、十五夜の月、「中秋の名月」です。
 
日増しに虫の声が大きくなってきます。
 
夜には風流を気取って、虫の音(ね)を肴(さかな)に一杯飲んでいます。
 
 
虫の音を風流と感じ、かつて江戸時代の庶民は、「花見」や「月見」などと同じ感覚で、「虫聞き」を楽しんでいました。
 
町には、虫売りという商売が有り、コオロギやスズムシ、マツムシ等を売っていました。
 
季節は違いますが、飛ぶように売れたのは、やはり蛍(ほたる)だったそうです。
 
カブトムシやクワガタは、鳴かないので売り物にならなかったみたいですね。
 
今は、ホームセンターなどで売っているようです。
 
 
都市化が進み、虫の音が聞こえなくなったという声も聞きますが、一籠かって秋の夜を楽しんでみるのもいいものですよ。