戦後、地域で支え合い、地域、家族で共生して暮らしてきたが、経済成長の過程で、それらが煩わしくなり、いわゆる核家族化が進みました。
そして現在、その核家族も崩壊の方向に進みつつあります。
最近では家族がみんな忙しくて食事をする時間がまちまちになってしまいます。
それぞれが、ひとりで寂しく食べることを孤食というのだそうです。
だから、家族が同じものを食べることなく、それぞれ違った献立を食べてもいいわけで、これを個食というそうです。
(朝昼晩と3食家族が揃って食卓に着いていますか?)
当然家族間の会話も少なくなり、意思の疎通も出来なくなります。
こんな形で家族の同居に意味を感じなくなり、ひとりで暮らす人が増えるのでしょう。
所謂、家族の崩壊ですね。
するとある意味、個人は家族から開放され、結果として、子の親に対する扶養の義務はなくなる。
又、夫婦の財産は、夫の財産と妻の財産に完全に分離し、結果として、夫婦間の扶養義務はなくなる。
そして、子供の養育の義務と権利(親権)は両親に等しく属し、離婚しても変わらないから離婚が増える。
余談ですが、「金持ち離婚せず」というように、特に女性の場合、離婚したものの、慰謝料、養育費も手に入らないので、働かなければならない。
子供の養育と仕事の両立は難しい。
だから何処かに負担を強いられることになる。
現代は、色んな所でひずみが出来ている。
その諸悪の根源は、核家族と、家族制度の崩壊にあると思っています。