新聞やテレビを見ていて、報道姿勢について考えさせられる事が多くあります。
ひとつに自殺報道のあり方です。
読者(視聴者)が知らなくても良い、知りたくもない事を報道で知らされる事があります。
センセーショナルな報道は行き過ぎたものとなる事もあります。
その事により、自殺の伝播、助長を招く事すらあるのです。
自殺防止の一貫として、WHOがメディア向けに出した自殺報道に関するガイドラインというものがあります。
その中で、避けるべきこととして、
・写真や遺書を公表しない。
・使用された自殺手段の詳細を報道しない。
・自殺の理由を単純化して報道しない。
・自殺の美化やセンセーショナルな報道を避ける。
・宗教的、文化的固定観念を用いて報道しない。
という事が明記されています。
私たちもこのガイドラインに沿って報道を厳しくチェックしていく必要があるのではないでしょうか。