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今年も、500枚の年賀状を書き終えました。
 
今年こそは、万年筆での手書きでと思うのですが、利便性に負けてしまいます。
 
 
12月になり「喪中につき賀状欠礼」の葉書が届きます。
 
9月に母を見送ったのですが、新年の挨拶状(年賀状)を出すことにしました。
 
 
明治7年に出された太政官布告では、忌(忌中)と服(喪中)の期間をこと細かく定めています。
 
忌中とは、人の死を穢(けが)れたものと捉え、その穢れを祝いの場に持ち込んではいけない期間をいいます。
 
忌と服は、忌は自宅に謹慎する期間、服は喪服を着用する期間ともいえます。
 
この法令はすべて撤廃(昭和22年に廃止)されています。
 
 
 
そもそも、肉親の死を悲しみではなく、穢れと捉えること自体如何なものでしょうか。
 
 
意味をも考えず、世間の慣習に只流されるより、そんな自身の悲しみに寄り添って戴いた方々に、お礼の意味でも年頭の挨拶は控える必要はないと思うのですが。