今日の朝日新聞紙上で、小熊英二慶応大学教授は、
「日本の民意はすごい」
と言う。
先の原発事故以来、もっとも劇的に脱原発した国は、日本である。
現在日本は、全ての原発が稼働していない。
(にもかかわらず、昨日関電は、2割増の黒字であると発表した)
この状況を作ったのは、政治家でも官僚でもなく、又財界やマスコミの誘導でもない。
まさしく、原発反対の民意が強かったからだ。
バブル崩壊以降、厳しい現実に引き戻された日本人は、強烈なリーダーシップを発揮する者を求めた。
それが、石原前都知事に代表される知事達であった。
しかし、強いリーダーはやがて一人歩きを批難され消えていった。
そして震災、原発事故を契機に、民意の高まりが日本を変えたのである。
しかし注意しなければなりません。
みんながいいと思うことは、必ずしも、真実とは限らないと云うことも忘れてはなりません。