老齢とは、何歳か。
1950年代半ば、日本人の平均寿命は、男性63,60歳。女性67,75歳。
当時はこの年齢を超えた方を高齢者としたのだとか。
昨年2012年の平均寿命は、男性79,94歳。女性86,41歳。
そうすると、80歳前後が高齢者の目安になります。
世界保健機構=WHOは、65歳以上を高齢者と定義。
日本でもそれに準じているそうです。
雇用関係では、55歳以上が高齢者。
道路交通法では、70歳以上に高齢運転者標識の表示を義務づけ。
ゴルフ競技では、プロは50歳以上がシニア、アマチュアでは60以上がシニアです。
昨年、内閣府が行った調査で、65歳を迎え始めた団塊の世代に、
「何歳以上が高齢者か?」
と尋ねたところ、
「70歳以上」の回答が42.8%
「75歳以上」が26.1%
大多数の方が、「自分は高齢者ではない」と考えているようです。
老齢かどうかは個々の状況で随分異なるます。
「老」の字は年を取って衰えるという以外に、
[経験を積んで習熟する]
という意味もあるそうです。
「家老」、「老中」等ですね。
年を取ると云うことは、経験と智恵を備えて、円熟していくことなのです。
私感を申し上げますと、老けて見られたいと思っているときは、若いときです。
若く見られたいと思い出したら、高齢者側に寄ってるって事です。
私は未だ、
「おじ様ぁー!」
って、呼ばれたことはありません。
自分では、かなり熟していると思っているのですが。