近頃テレビを見ていて気になることがある。
それは、性の表現である。
マスコミに於いては、「女」という言葉は規制の対象なのであろうか。
アナウンサーは、ことごとく「女性」と言っている。
しかし変なのであるが、ニュース報道では、被害者には「28歳の女性」と言い、加害者には「40歳の女」と言っている。
「女」は悪い人、「女性」はいい人とを使い分けて、イメージを固定化している。
果たしてそうなのであろうか。
古来、日本の歴史上構築されてきた、男性優位社会の意識がいまだに潜在意識としてあるのであろうか。
それは、男の女に対する潜在的蔑視と、女自身の潜在的コンプレックスなのであろうか。
でも、「いい女だね」と言う(言われる)のと、「いい女性だね」と言う(言われる)のとでは、かなり響きに違いがある。
世の男性以外の人達に告ぐ。
「素敵な女性ですね」って言われるより、「いい女だねぇ」って言われる、男性以外の人間になって下さい。