
中々ないのが、縦書きノートだ。
縦書きノートは右綴じ、横書きノートは左綴じで、作りにも違いがある。
文房具店に並ぶ数々のノートは、ほとんどが横書きである。
新聞、書物等の読み物は縦書きがほとんどであるのに、書くとなれば横書きが多い。
横書きでないと、数字、アルファベットが書けないからである。
しかし元来日本語は、縦に書くように出来ている。
漢字、ひらがなは、必ず筆先を下に抜いて、次の字の一画に繋ぐようにして書く。
横書きでは、これが出来ないのである。
昔の人は横書きを右から書いていたというが、それは間違いである。
あれは、一字一行の縦書きなのである。
それが証拠に、扁額などの右からの文字でも署名は縦に書かれている。

横書きノートを方向を変え上綴じで書こうとするが、非常に書きにくい。
日本語は縦に書くものだから、もっと、縦書きノートをたくさん文房具店に並べて欲しい。