近頃はあっちこっちで、アジアの団体観光客をよく見かける。
彼らの所作には、呆れることがある。
(日本人も、かつてバブル期の農協さんの海外旅行時の素行ってこともありました)
そう言えば、スポーツ観戦で、日本人は「ガンバレ、負けるな!」って応援するが、韓国人は「ハギョレ(勝て!)」と声援を送る。
日本人は、「勝てよ」とは言わず、「負けるなよ」って言うのである。
勝負の勝ち負けより、内容を重視する日本人。
あくまで勝つことにこだわる韓国人。
「勝ち気な性格」と「負けん気が強い」というのとでも、かなりのニュアンスの違いがある。
外国人と食事をしていると、しばしば唖然とすることがある。
国柄というか、国によって習慣、作法が違うためである。
例えば、日本人は、器を手にとってお料理を戴くことがある。
韓国人は、器をテーブルに置いたまま食べる。
韓国では、器を手に持ったまま食べるのは、乞食がすることで行儀が悪いとされているそうである。
ホテルの朝食バイキングで、中国人(台湾人)の団体と一緒になろうものなら大変である。
列に並ばないは、横入りするは、大量にとって食べ残すは、肘を突いて食べるは、大声でしゃべるは、そばにいて不愉快になる。
そんなときいつも自分に言い聞かせるのである。
「国柄が違うから、モラルも違う。日本人なら許さないが、外国人だから許してあげよう」
外国人は外国人であって、日本人の物差しで見てはならないって思うことによって、いかばかりか気持ちが楽になるのである。
それにしても、アジアらの団体が多いこと。