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先日戴いた和三盆糖(わさんぼんとう)を使ったお菓子です。
 
栗落雁(らくがん)と合わせて、御座敷に出しました。
 
和三盆は、サトウキビを絞って煮詰めたものを言うのですが、特に、讃岐和三盆糖は特に「竹蔗(ちくしゃ)」という細長いサトウキビから作られます。
 
この和三盆を使った落雁は、独特の香りや旨味を作り出し、とても上品で可愛い菓子ですね。
 
 
 
以前は、このお菓子を気に入ってて、いつも手みやげに持って行っておりました。
 
ある日、いつものように持って行ったお宅で、お茶菓子として出てきたのが、形が崩れて粉々になった和三盆の落雁が菓子器に山盛り盛られたものでした。
 
 
もしかして、私が持っていったものではなかったのかと。
 
崩れやすいお菓子なので、何かの間違いで、そんなものを持って行ってしまったのじゃないかと。
 
そんなお菓子をいやみったらしく出されたんじゃないかと。
 
 
しかし、話を聞くと、そのお宅の御主人が、とても好きで、知り合いから商品にならない崩れたものを沢山貰ってきたんだと知らされました。
 
 
一瞬冷や汗が出ましたが、ホッと胸をなで下ろした次第でした。
 
 
 
以前、まったくお酒を飲まない人に賞味期限の切れた日本酒を戴いた事がありましたが、人にものをさし上げる時には、十分注意致しましょうね。