先日見たテレビで、鮨(すし)職人の特集をやっていた。
 
鮨屋が何故職人と呼ばれるのか。
 
それは、ネタの吟味、下ごしらえもさることながら、しゃり(酢飯)のにぎり方にある。
 
単に適当なしゃりの塊(かたまり)の上にネタを添えて出しているのではないのである。
 
熟練した鮨職人が握るしゃりは、米粒と米粒の間に適度な空間が出来ており、鮨を食べる時にネタとしゃりと空気を一緒に口に入れる事により、より美味く感じるのだそうだ。
 
 
 
そんな事を知れば、とても回転鮨など食べられなくなってしまった。
 
 
 
どこかに、鮨職人がベルトコンベアに乗って回ってきて、目の前を通り過ぎる間に、好みの鮨を握ってくれる回転鮨屋はないものだろうか。
 
 
 
 
古来、「すし」は京都では「寿司」と書き、江戸では「鮨」、大坂では「鮓」の字が使用されていたが、今は混同されて使われている。
 
 
ちなみに、ウニの軍艦巻きに使われている胡瓜(きゅうり)が邪魔だと思っているのは、私だけであろうか。