以前は頻繁に「金縛り」あっていました。
専門的には、レム睡眠の特殊な場合に起こる睡眠麻痺とよばれる生理的な現象です。
よく心霊現象の一つと思われがちですがそうではありません。
何か恐ろしいものが追いかけてきたり、身体の上にのしかかってくるのに、逃げようとしても身体がまったく動かない。
また、そこに誰かが立っているようなのですが、体が動かない。
これが俗にいう「金縛り」現象です。
レム睡眠は浅い眠りで、ほとんどの人は夢をみています。
つまり、脳は起きている状態に近いのに、筋肉はゆるんで、ぐったりしているという身体の眠りです。
このレム睡眠のときに急に目が覚めると、体の力が抜けきっているため、すぐには動けず金縛りといった状態になるのです。
ただ、この状態は数秒あるいは数分続くだけで徐々に、または突然に回復します。
あるいは、人が声をかけたり、軽く身体に触れるだけでも落ちついた気持ちになり中断されます。
金縛りは若い人に多く、不規則な睡眠習慣や睡眠不足、心身のストレスが溜まっているようなときに起こりやすいといわれています。
頻繁に金縛りを起こすような人は、睡眠時間をきちんととり、規則的な生活を心がけることが大切なのです。
最近は、とんと金縛りにならなくなったのは、落ち着いてきたからじゃなく、年を取ってきたからなんですね。