先般亡くなった、俳優・大滝秀治氏の葬儀・告別式は近親者のみ(家族葬)で営まれていた。
しかし、氏と親しかった人、関係者が多かったためか、お別れの会が22日に改めて行われることになったそうである。
劇団同期生の女優・奈良岡朋子氏が葬儀委員長を務め、東京都港区の青山葬儀所で営まれることが正式に発表された。
最近、家族葬が増えているようであるが、故人と生前親交があった人達は、最後のお別れの機会を失い、寂しく、又自身のけじめを付けらず、焦燥感(しょうそうかん)を持ったまま過ごさなければならない。
簡単(簡素)に済まそうとする家族葬も、一考しなければならない。
さて、大滝秀治氏と言えば、思い出すことがある。
大量消費を美化し、その事が豊かさだと信じていた日本人に、遠く海外から「MOTTAINAI」という言葉を投げかけられた時であった。
氏が、「やずやの発芽十六雑穀」のコマーシャルでナレーションをされていた。
このナレーションに感動した私は、早速大量の商品を注文し、結果、持て余してしまったのだ。(笑)
何故、ものを粗末にしてはいけないのか?
何故、食べ物を大切にしなければならないのか?
そんな基本的なことを、今更ながらに発信された(教えられた)のである。
ナレーションで曰く、
『残さず食べる これがいのちを戴くということだ やずや やずやの発芽十六雑穀』