先日、有名店で行われた、万年筆メーカーN屋の万年筆フェアに行ってきました。

メーカーの有名万年筆職人Y氏を迎えてのオーダー会でした。
 
 
このメーカーオリジナル細軟ペン先(ペン先が柔らかいので筆圧により少し太い文字も書ける )の評判を聞き、1本作ろうと思っていました。
 
 
営業マンであろう人に尋ねると、
 
「サンプルがあるので手に取ってみて下さい。」
 
とのことなので、早速試し書きをしてみました。

 
なるほど柔らかいように思えたのですが、どうも書き味が堅いような気がしたので、
 
「こんなにカリカリしているものなのですか?」
 
って尋ねると、Y氏が、
 
「それはサンプルで、色んな人が使っているものなので、そうなってるんですよ。
 
実際にオーダーして戴いたものは、柔らかく作りますよ。」
 
って言うんです。
 
 
じゃぁ、何のためのサンプルなんだ、わざわざ試し書きをさせる意味がないじゃないか。
 
ユーザーは、サンプルで判断し、購入を決定するのですから、本来サンプルは最高のものでなければならないはずですよね。
 
そんなサンプルを沢山揃えたオーダー会って何なんだって事ですよね。
 
 
 
で、こんなスタンスのメーカーのものは気に入らなかったので、オーダーするのは止めました。