メダカメダカが死んだ。 二年前の夏に五匹買ってきた。 直ぐに四匹死んでしまい、たった一匹で水盤の中で生きていた。 毎日エサをパラパラと貰い、水面を睨み付けて生きていた。 今朝は、水盤の底に沈んでた。 メダカであることの意味なんて、考えもせず、ただメダカとして死んでいった。 生きる目的とはなにか、なんて考える必要もなく、ただ死んでいった。 そんな一生もありかなって、時々考える。 でも、メダカは、こちらを睨み付けながら、死んでいた。