
縮緬細工(ちりめんざいく)の、琴爪入れです。
花や虫、鳥や動物などをモチーフにした可愛い巾着です。
明治大正時代の若い女性達が、お裁縫を習う時に、教材とされたそうです。
写真の物は、最近母が作りました。
大正時代の縮緬の端布(はぎれ)をを、あちこちで捜してきて、色々作っておりました。
(この大正時代の縮緬の端布を捜すのに苦労しておりました。)
送られてきた、京都の老舗お香店のカタログを見ると、今は、お香を入れて、匂い袋にしたり、和箪笥の虫除け香として市販されているようですが、縮緬そのものが現代の物ですから、深い味わいがないように思われます。
本来捨てられるものを「MOTTAINAI」として大切にして使った、日本人のこころを感じますね。