「ねえ、世の中で正しいことって何だか分かる?」
 
 
その事を正しいと思う者が多い方が正しくなる。
 
正しいこと、それが真実とは限らないのである。
 
 
福井県おおい町議会は全員協議会で、大飯原発3、4号機の再稼働に同意することを11対1の賛成多数で決めた。
 
なぜ「ノー」と言えなかったのか。
 
背景には、原発マネーに依存する町の体質がある。
 
人口8,800人のおおい町には、超豪華な施設(ハコモノ)が建ち並んでいて、政府の交付金、法人税、固定資産税、匿名の寄付金が数百億円単位で歳入されている。
 
全て関電の、3,4号機増設への見返りである。
 
 
世界中が反原発に動き出しているにもかかわらず、ご当地の意識はまったく相反するものであった。
 
(もし事故が起こり被害を受けたら、「話が違う」「聞いてなかった」「そうは言わなかった」「保証を!」って叫ぶのでしょうが)
 
 
 
私たちの正しさは、いつの自分の内にあり、それは自己愛であり、ジコチュー(自己中)でしかないのである。
 
 
正しさと真実は、別物である。
 
 
日常生活に於いても、何が真実であるかを見極めようとする努力を常に欠かさないようにしたいものですねぇ。