最近、「名前が出てこない」「物を置いた場所を忘れる」という事が時々起こるようになりました。
 
これは、忘れているのではなくて、思い出せないのです。
 
年齢とともに記憶している物事の量が増えれば、それらの記憶を引き出すのに時間がかかるのも、誰にでも起こる自然なことかもしれません。
 
元々「覚える力」と「思い出す力」とは異なるものなのです。
 
覚える力は皆,似たり寄ったりなのですが、覚えたことを引き出し、さらに考えるという能力がどうであるかで、頭のいい悪いが云われるのです。
 
記憶というものは、自分の意思に関係なくいつまでも残っているものなのです。
 
認知症の老人が、ずっと以前のことを突然言い出したりすることがありますが、何かの加減で、過去の記憶に回路が繋がったのでしょう。
 
 
では“覚える力”や“考える力”をアップさせるにはどうすればいいか考えてみました。
 
 
【1】マンネリ化を避け、アタマに刺激を与える!
 
「初めて」の体験をぜひ増やしてみましょう。
 
今まで行ったことのない場所へ足を運ぶ、友人や知人でない人たちと交流するといった、ちょっとしたことです。
 
【2】アタマを働かせたいなら、カラダを動かす!
 
通勤通学、ウオーキング等の時、いつもと違うコースを歩いて目に見える景色が変わるようにすると、良い刺激になります。
 
【3】“考える力”のために、必須脂肪酸を補う!
 
アタマの活動のエネルギー源は、炭水化物からつくられるブドウ糖です。
 
又、栄養素の中でも、特にDHAとEPA、ARA(アラキドン酸)は必須脂肪酸と呼ばれ、“考える力”のためにぜひ摂りたい成分といわれています。
 
魚を中心にした栄養バランスの良い食事を摂ることを前提に、美味しいものを食べましょう。
 
サプリメントなどでこれらの成分を補ってもよいでしょうが、そんなものより美味しいものを楽しく食べる方がいいですね。
 
 
後、しっかりと睡眠をとることも記憶力を高めるために必要とされています。
 
 
毎日のちょっとした心がけから、刺激のある生活を続けて、“覚える力”や“考える力”をアップさせましょう。
 
 
アンチエイジング!!!