今の生活の不満からか、「昔は良かった。」等と言い、現代を批判するのはどうかなって思うことがあります。
 
昔がよくて、今は悪くなったという言い方で現在を見つめたくないのです。
 
本当に昔の時代は良かったのだろうか。
 
人の心や生き方はそんなに変わらないものではないだろうか。
 
懐かしんで振り返るほど良い時代は果たしてあったのだろうか。
 
 
家庭崩壊がとり立たされているが、戦国時代は親兄弟で戦い、殺し合っていたではないか。
 
児童虐待と言うが、もっと悲惨な赤ちゃんの間引きが普通に行われていたではないですか。
 
武士社会に於いては、賄賂が横行していたし、奉行所は拷問によって容疑者を取り調べていたではないか。
 
性犯罪というが、昔は夜這(よば)いが始終行われ、万葉集に書かれている恋の始まりは皆強姦ではないか。
 
 
そんなことを考えれば、現代の方が良いに決まってるではないでしょうか。
 
いろんな社会問題が起こるたびに、世論はそれを非難する方向に動きがちです。
 
しかし、たいていの問題は、ずっと昔からその形のまま続いているのです。
 
新しく生まれた問題などはいたって少ないのです。
 
人が気づいていなかったか、気づいていなかったフリをしているだけの話です。
 
只違うのは、日本中で起きた事件が、その日の内に日本中に報道されると言うことですね。
 
知らなくても良いことや、知りたくもないことまでも。
 
 
私は、テレビを極力見ないようにしています。
 
新聞も、各社のスタンスを考えながら読んでいますから、全て信用していません。
 
そもそもその情報も、マスコミ操作されている現代なのですから。
 
 
とにかく、情報過多ですね。
 
 
今日のモスクワの天気が、晴れだろうが、曇りだろうが、私の今日の暮らしになんの関係だあるって云うんだ!