震災でを受けた気仙沼は、又大きな打撃を受けています。
 
フカヒレの生産が盛んなこの町をおそったのは、動物愛護の観点から鮫の乱獲を止めようという動きです。
 
食通が通う香港のペインシェラトンをはじめとして、高級中華料理店がこぞってフカヒレを食材から外してしまいました。
 
日本も当然右へ習えの方向で動き始めているようです。
 
動物愛護の観点から見れば、熊の手も当然そうでありますから、今後あの満漢全席は食べられなくなったのです。
 
(まぁ、もっとも私には縁のないことではありますが。)
 
熊の掌の姿醤油煮込みに使われる熊の手は、特に蜂蜜をつかんで食べる右手が食通達に珍重されています。
 
 
 
ところで、牛肉も、右と左で味が違うそうです。
 
食通から言わせれば、体の左側の方が絶対に美味しいのだと言うのです。


なんでも、牛はしゃがむように腹ばいになり、必ずやや右に傾け気味に寝るのだそうです。
 
それは、4ヶ所ある胃袋のうち、一番大きい第一胃袋が左側にあるために、満腹の時にはその胃を圧迫しないように右に傾けるのです。
そのため、体重で圧迫される右側の肉より、左側の肉の方がおいしいと言うのがその理由なのです。

 
 
今度牛肉を買うとき、「バラ肉500グラム。体の左側で」と注文してみてください。
たぶん、「体の左側で」と頼んでも、スライスされた肉では、右も左もわからないのでしょうけどね。