
六甲アイランドにある「神戸ファッションマート」に行ってきました。
ビル中央に位置するアトリウムプラザは十階まで吹き抜けになっており、ヨーロッパの大聖堂を思わせる創りになっています。
今回行ったのは、一階にある「石田洋服店」です。
ここは、イタリアのサルトリアと同等の仕立てで、サルトリアラインを忠実に再現した 典型的な「クラシコイタリア」スーツを仕立ててくれるお店です。
神戸のみならず、多くのマニアの間でその仕事ぶりを高く評価された有名なビスポークのお店です。
オーナーの石田原さんは、神戸ブランメル倶楽部の運営委員もされています。
今回は、以前から欲しかったポロコート(キャメル生地)をオーダーしようと伺ったのです。
かなり具体的なところまで打ち合わせが進んだときに、ローデンコート(アルパカ生地)を見せられました。
ローデンコートは、オーストリアの貴族が着用していた伝統的なハンティング用の防寒コートです。
その後、18世紀後半より街着として流行し、特に大陸ヨーロッパ(主にドイツ、オーストリア、フランス、イタリアなど)においては、現在でも非常に人気のあるオーバーコートです。
日本では、このコートを仕立てるお店はほとんど無いそうです。
ポロコートとローデンコートは違うタイプなのですが、両方とも捨てがたいものがあります。
寒くなるまでに仕上げるために、少し考えさせて貰うことにしました。
当分、このお店にハマりそうです。
煩悩はつきませんねぇ!