
万年筆のボトルインクといえば、耐水性、耐光性に優れ、ドキュメントの保存性を兼ね備えたペリカンのブルーブラックでしょう。
最近のお気に入りインクは、ナガサワ文具センター(神戸)オリジナルの『Kobe INK物語』です。
その発色の良さと、洒落たネーミングがとてもお気に入りです。
「旧居留地セピア」「海峡ブルー」「北野異人館レッド」「生田オレンジ」「中山手ブラック」等々。
左のシェーファーVLRには、メインストリートのフラワーロードに咲く三色すみれをイメージした「三ノ宮パンセ」というパープルのインクを入れています。
右のペリカンスーベレーンM300には、港神戸を見下ろす、深みある六甲の森林を表したその名も「六甲グリーン」を入れています。
万年筆は、その個性とインクの色によって、それぞれのシーンによって使い分けされるのです。
次は、真ん中のプラチナ3776金魚に真っ赤な「元町ルージュ」を入れてみようと考えています。
ところで、私はしばしば、「あなたの今の人生、色に喩(たと)えたら、何色?」
って聞くことがあります。
色はその人の心理状態を表すのです。
「グレー」「ピンク」「ブルー」・・・、などと答えたままが、その人の今を表しているのです。
さて、あなたの今日は、何色ですか?