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先日、運転中にNHKFMほうそうのスイッチを入れたら、懐かしのグループサウンズ特集をしていました。
 
リクエスト葉書を中心での構成です。
 
当然投稿者達は、50代、60代が中心でした。
 
彼らは、曲に重ねて、かつての青春時代を懐かしんでいます。
 
 
仕事をリタイヤして、好きなことができる人生を「第二の人生」と呼び、スポーツカーを買い、ギターを買ってバンドを組み、海辺に小さな別荘を建てて海を見て暮らす。
 
若いときには夢見たが出来なかったことを今現実化して、余生を過ごそうというのです。
 
 
退職したら、あれもしよう、これもやろうと希望を抱いての働きづめの生活であったんでしょう。
 
 
 
 

しかし、今の20代、30代の世代には、そんな余生が待っているのでしょうか。
 
 
「はたらけど はたらけど 猶(なお)わが生活(くらし)樂にならざり ぢつと手を見る」(石川啄木)
 
 
この歌どころか、働きたくても働けない、又働かない人のなんと多いことか。
 
保険も入らず、年金も掛けず、その日暮らしのなんと多いことか。
 
定年を迎えられるどころか、定年退職無しで、死ぬまで働かなくてはダメなのですね。

 
 
こんな現代、「余生」ではなくて、「与生」と考えて生きていくことが大切なのではないでしょうか。