大正12年(1923年)の今日(9月1日11時58分32秒)、神奈川県相模湾北西沖80kmを震源として発生したM7.9の関東大震災。
その被害は、住宅被害棟数372659戸、死者・行方不明者数105385名と壮大なものでした。
時代を考えると、復興及び、災害支援が大変であったことは想像を超えるものであったようです。
この度の東日本大震災に於いて、「支え合い」、「寄り添うこころ」、「被害者の身になって」等を合い言葉に、世界中から支援活動が行われています。
一日でも早い復興を願うばかりです。
ところで、私達は、辛いとき、悲しいとき、又体が痛いとき、自分のことを人に分かって貰いたい為に、「私はこんなに辛い(悲しい、痛い)のよ」って共感を求めます。
それに対して、「そう、そうなんだ。辛い(悲しい、痛い)わねぇ。私にもく分かるわ」って、話を聞いてくれる人もいます。
しかし、本当の自分の辛さ(悲しさ、痛さ)は、自分にしか分からないものです。
『子供の苦悩は、親の苦悩。子供の安楽、親の安楽』
子供が病気になれば、親も自身が病気になったように辛い思いをします。
子供が喜べば、それを見た親は、子供と同じように嬉しいものです。
しかし、限界があります。
限界を知らないと、
「何故あなたは、分かってくれないの!」
ってことになるのです。
人は、どうしたって分かり合える限界があるってことを心得ていなければならないものなのでしょう。
その上で、支え合って、寄り添って、相手のみになって、イタミ(傷み、痛み、悼み)を分かち合わなければなりませんね。
「他人っていうのは、自分が自分を考えているほど、君のことを考えてるわけじゃないんだよ。」