最近、人の名前が中々出てこない、本を読んでも忘れてしまう、仕舞ったものをものを何処にやったか思い出せない、ちょっと置いたのに何処に置いたか分からない、などと云うことがしばしばあるようになりました。
少し物忘れをすると、「歳のせい」と考えたり、心配したりしてあきらめていませんか。
しかし、脳の研究者に云わせると、どうもそうではないらしいのです。
物忘れは、「歳のせい」ではないそうです。
そもそも脳は年齢による衰えはなく、脳神経細胞の数は、3歳以降ほとんど変わらないし、海馬(記憶コントロール部分)では、いくつになっても脳細胞が増殖するのです。
物忘れは、脳の能力が衰えているのではなくて、脳そのものもが活性化されてないからなのです。
では、脳を活性化する為にはどうしたらいいのでしょうか。
それは、書いたり、話すことです。
情報は、限りなく脳に入って蓄積されます。(入力と記憶)
しかしそれだけではダメなのです。
情報を外に出す事がとても大切なのです。(出力)
情報は、得るだけでなく、出すことでしっかりと定着します。
たとえば、本や新聞雑誌を読んだり、人の話を聞いたりしたことをそのままにせず、それを使って何か文章を書いたり、人に話したりすることで、得た情報が自分のものとしてより一層定着するのです。
入力能力は同じでも、出力能力によって、頭がいい悪いが決まるようです。
そういえば、物知りって、ブログを書いたり、話し好きのおしゃべりな人に、多いと思いませんか?