京都独特の、むしっとした、「うっとうしい」暑さです。
この時期、京都の料理や、バーなどには、芸妓、舞妓たちの京まるうちわが飾られています。
京うちわは、細い竹ひごをならべて両面に紙を貼り、別に柄を差し込んだものです。
普通一般には、うちわの柄が中骨
と一体になっているのもなのですが、後から取り付けられる挿柄という構造が、京うちわ独特のものなのです。
しかし京都には、一般には売れれてない花街向けの京丸うちわというものもあります。
竹の節から先を42本程度に割ったうちわの骨に、白地の和紙に赤い色で、芸舞妓の紋、名前が書かれたものです。
「芸舞妓さんのうちわだから、ふわっと丸く、色気のようなものが伝わらないと」って云うのが、制作者のポリシーだそうです。
こんなうちわで扇いで貰いながら、昼寝をしたら、さぞ気持ちいいことですよね。