人生を豊かに生きていく上で語られるのが、知識と知恵です。
知識は、勉強をして身につけるものです。
学問的な知識とか、専門的、あるいは学者としての知識は何処へ行っても役に立たない。
一生懸命勉強して、博学になるって事は、必ずしも必要でないと云うことです。
知識と知恵は違うんですね。
知恵というのは、だんだん蓄えられ、豊になり、鋭くなる。
あるいは、気持ちと合体して、気配りがよく出来るようになる。
知識は、生活経験をして身につけていくものです。
そして、自分も人も豊にしていくのです。
朝のテレビで「世界の天気」をやってますね。
何故あんな放送をするのでしょうね。
モスクワが晴れていようが、曇っていようがそんなこと知ってもしかたがないのです。(知識)
今日出かけるのに、傘が要るか要らないかを判断できればいいのです。(知識)
とは云っても、基本的な知識はないとダメですね。
先日、20歳前後の女の子たちに、
「イギリスの首都は?イタリアの首都は?フランスの首都は?」
って聞いてみたら、みんなでたらめな地名を答えました。
中には、
「行ったことないから、わかんない。」とか、
「私、高校の時地理は苦手だったので知らない。」
などと平気で云う子達がいました。
おもしろがって、「じゃぁ、アフリカの首都は?」
って聞いたら、
「カカオ!」
って答えてました。
知識は学ぶ必要がないと思いますが、勿論これらは、論外です。
沢山知識を身につけて、ステキな大人になりましょう!