どんな道楽をしようか、真剣に考えるようになった。
45歳までに人生を確立し、50歳より人生を道楽して過ごそうと、かねがね思っていた。
本職とは違った「道を解して自ら楽しむ」行為である。
趣味と道楽は違う。
趣味は、芸術性が伴わなければならないものである。
「趣味は何ですか?」と聞かれて、「旅行です。」なんて答えるのは最低だ。(そんなの、誰でも好きだ!)
ものの本によると江戸時代の道楽は、①園芸、②遊里、③芸事、④俳諧、⑤茶の湯、⑥生け花、⑦骨董、⑧釣り、⑨食道楽、⑩学問であったそうである。
今まで少しではあるがかじってみたが、みなのめり込むと身上をつぶしそうである。
落語家ではないが、「道から落ちて、ドーラク」って、シャレにもならない。
道楽にも上品なものと下品なものがある。
只今、人間性を豊にするような上品な道楽を模索中である。