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三千枚の金貨 上下 [宮本輝著] を読んだ。


人が今生きているステージは、過去の環境、経験がバックボーンとしてある。

今の自分(人)を知るには、過去の自分(人)を知ることである。

幼児体験には、良いもの(プラス体験)と悪いもの(マイナス体験)があり、それらを今も覚えている場合と、忘れてしまっていることとがある(潜在的は記憶されているのであろうが)。

その幼児体験が、今の自分にどう関わっているか。

マイナス状況としてあるのか、プラス状況としてあるのか。

重いものなのか、軽いものなのか。
 
トラウマとなり、今も縛られてるということもあるのでしょう。


幼いときの楽しかった経験は、自分の子供にも体験させてやりたいものである。

逆は、避けさせてやらねばならないのであろう。


現在の劣悪な社会にあって、大人達は、生きていくことが精一杯で、本来してはいけないこともせざるを得ない状況がままある。

そんな大人の後ろ姿を見て育っていかねばならない子供たちは、どんな社会を作っていくのか。

その社会を作った責任は、今の自分にあることを深く認識すべきであろう。