イメージ 1

村上春樹の短編集を2冊読みました。

『象の消滅』と『めくらやなぎと眠る女』、どちらもニューヨークで出版されたものです。

中々面白かったものですから、遅ればせながらも話題の『1Q84』を3冊通して一気に読み終えました。


現代人は活字離れをし、本は中々一般には読まれなくなりました。
 
読まれたとしても、今は長編小説は敬遠され、特に若者は短編小説しか読んでないそうです。

そんな現状を旨く取り入れ、細切れにされた手法が受けたのでしょうか、ベストセラーになった作品です。


彼の70年代、80年代の作品は、その時代の若者の精神構造を洒落た視点捉え、表現していて楽しく読むことが出来ました。

この作品も、平成の社会をなしている精神構造をそれなりに洒落た表現を持って的確に表していると思います。


しかし、ここに書かれた宗教観は何ともお粗末なものですね。

村上春樹といえどもこの程度かとがっかりしました。


しかし、彼の作品を読んで、いかばかりか懐古的になりましたので、ずっと以前読んだ『1973年のピンボール』を引っ張り出してきて、読み直してみることにします。
 
読書の秋です。
 
みなさん、本を読みましょう。

最近、以前を懐かしむことが多くなりました。
 
・・・・・年なんでしょうかねぇ?