京都でお茶席にお呼ばれをすると、四季折々の花などをかたどった綺麗なお饅頭(まんじゅう)が出されます。

しかし、京都では、そんな饅頭を饅頭とは言いません。

饅頭屋に買いに行くと、「うちは、饅頭屋とは違います。和菓子屋(京菓子屋)どす。」って叱られます。

京都には、和菓子屋(京菓子屋)と饅頭屋(常用饅頭等)と餅屋(柏餅等)は区別されています。

何処が違うのか?

それは、普段家で食べるか、お茶席等で戴くかの違いみたいですね。


関西にあって関西弁(京都弁)とは言いませんね。

「大阪弁」、「神戸弁」、そして、「京都弁」とは言わずに「京ことば」って言うんですよ。


生粋の京都人は、蕎麦屋では「にしん蕎麦」しか食べないようです。

うどん屋で、「たぬき」といえば、おろし生姜が添えられた「あんかけうどん」が出てきます。(大阪でたぬきと言えば、きつねそば、東京でたぬきと言えば、天かすが入ったうどんですね。)

喫茶店でカレーを注文すれば、必ず生玉子が付いてきます。

ゆで玉子のことを、「にぬき」と言います。

果物屋さん、肉屋さん、八百屋さんの並びに、玉子屋さんという店があり、色々な玉子と、色々なだし巻き、玉子焼きを店頭に並べてあり、みんなそれを買って帰ります。

豆腐屋には、木綿豆腐、絹ごし豆腐なんてものがなく、一種類しか作っていません。


知れば知るほど、変な京都です。


そんな京都人が大好きです。