猛暑の中、水分補給は十分にしましょうね。

体の中での水分の役割は、細胞機能の維持、物質の運搬、体温調節となっていて、その量は体重の約60%に相当します。

高温環境下でのスポーツでは、1時間に2Lくらいの汗を流すこともあり、体温の上昇を防ぐことができます。

しかし、多量の発汗は体の水分量を減少させ、血液が濃くなるため、心臓の機能障害を引き起こし、酸素が行きづらくなり運動能力が低下していくのです。


暑い時間の練習で汗をかくときの水分補給は、水よりスポーツドリンクがいいです。

しかし、スポーツドリンクは、飲みやすくするために多少糖分が多く入っているので、半分程度に薄めれば、量も2倍になってお得です。



ところで、ビールだと、水だったら考えられない量をどんどん飲めてしまうのはなぜでしょうか。

水やビールは食道から胃に入ってそこに一時たくわえられます。

そこで水は胃から十二指腸に少しずつ送られ、小腸から大腸を通るあいだに腸壁から吸収されるのに対し、ビールなどのアルコールは、腸壁に吸収されるだけでなく、胃からも吸収されます。

またアルコール分は炭酸ガスや砂糖を含むと、吸収が早まるという性質を持っています。

(だから、カクテルは酔いが回るのが早いのですね。)


アルコールには利尿作用もありますが、飲みすぎた後は喉が渇いてまた水分をとらなければなりません。

ゴルフのハーフターンの時に、ビールを飲むと、利尿作用も伴って、余計に脱水症状になりやすいのです。

たまにはゴルフの昼休みに、夏場の胃をいたわって、大量の温かい昆布茶をすするってのもいいかもしれませんね。



とはいうものの、汗をかいた後の昼のビールが、夏場のゴルフの醍醐味ですよね。

・・・・・ホント、旨いよねぇ!!!