
なじみの鳥料理の店があります。
兵庫県但馬地鶏、佐賀県みつせ鳥、石川県の白シャモ、三重県のキジ、奈良県の大和肉鶏等全国各地から仕入れ、鳥会席、鍋等を出しています。
勿論、一品料理もあり、それぞれに美味しく料理されています。
先日メニューを見ていると、「キジ鍋」が目に入りました。
聞いてみると、特殊なものなので、いつでもあるわけではなく、注文を聞いてから仕入れ先にオーダーするのだそうです。
1週間前、遅くとも4日前までに予約して欲しいとのことでした。
未だ食べたことがないキジについて、うんちく話に盛り上がったものでした。
しかし、よくよく考えてみれば、私が好奇心で注文したら、今、三重県のどこかで走り回っている(?)キジが明日には首をはねられることになるのですね。
万物の霊長と思い上がり、人間至上主義の考えに染められた自身の罪の深さに戸惑ってしまいました。
以前放映されていたテレビコマーシャルです。
「残さず食べる。それが“いのち”を戴くということです。・・・やずやの発芽十六雑穀。」