今年の祭りの主役である斎王代(さいおうだい)は、川崎純性・六波羅蜜寺山主(さんしゅ)(54)の長女麻矢さんに決定したそうです。
母朋子さん(46)は85年に斎王代を務めており、ヒロインを親子2代で務めるのは3組目です。
ちなみに去年は茶道裏千家・千宗室家元の長女の千万紀子さんが務められたそうです。彼女のお母さんは三笠宮崇仁親王の次女容子(まさこ)さんです。
毎年京都の名家の娘さんが斎王代に選ばれているのですが、斎王代の選考方法は一切報道されませんので、毎年この時期に斎王代が決まり、その報道で始めて知ることになります。情報公開が叫ばれる中、密室で決定される選考方法も京都ならではで、それによってステータス・文化が保たれているのかもわかもわかりません。
全て、家柄がよく、高学歴(京大、同志社、甲南女子、ノートルダムが多い)、茶道、華道、日本舞踊を習得した、京のお嬢様です。
相応の寄付が必要との噂(ウワサ)もありますが、それも致し方ないでしょうね。
こういったステータス・文化を大切にする精神が、現代には掛けているのかもしれませんね。
以下参考までに。
(1956(昭和31)女人列、復活)
第53代斎王代、村田紫帆(25)、料亭「菊乃井」の長女。
第52代斎王代、森川香絵さん(26)、眼鏡販売会社社長の長女。母は第12代斎王代。
第51代斎王代、藤田菜奈子さん(24)、西国三十三所の15番札所、今熊野観音寺の住職の三女。
第50代斎王代、齋藤彩子さん(21)、ゲームソフト開発会社トーセ社長の長女。
第49代斎王代、加納麻里さん(22)、染織デザイナー加納寛二の長女。
第48代斎王代、山田利奈(25)、繊維製品製造卸売会社社長の二女。姉は6年前の斎王代。
第47代斎王代、倉斗絢子(21)、裏千家茶道の倉斗教授の長女。
第46代斎王代、加島慶子(25)、陶器製造販売会社の三女。
第45代斎王代、佐竹亜紀(23)、老舗(しにせ)京料理店「美濃吉」の長女。
第44代斎王代、吉田加緒理(27)、老舗懐石料理屋「美濃幸」の二女。
第43代斎王代、土井優子(22)、公認会計士の長女。
第42代斎王代、山田奈々(22)、繊維製品製造卸会社の長女。
第41,40代斎王代、大島朱美子(26)、医者の二女。第36代の斎王代は姉。
第39代斎王代、池坊美佳(24)、華道家元池坊の池坊専永家元の二女。
第38代斎王代、山本和嘉子(24)、会社役員の長女。
第37代斎王代、井沢満美(25)、和装小物販売の老舗「井澤屋」の二女。姉も6年前の斎王代。
第36代斎王代、大島朱美子(25)、医者の二女。叔母も51年に斎王代を務めた。
第35代斎王代、西村和納(21)、漆器製造販売の老舗「象彦」の三女。姉2人も斎王代を務めており、3姉妹がそろって選ばれたのは史上初めて。
第34代斎王代、山田陽子(22)、300年続く林業の老舗「山田林業」の長女。母親は第7代を務めており、初の親子二代の斎王代の誕生となった。