今世界の先進国で、自立できない若者が急増しているそうです。

原因は、やはり経済的要因です。

サブプライムローン問題に端を発した全世界同時不況のもと、住宅価格の上昇や雇用状況の悪化で、若者

の自立はどの国でも困難になりつつあります。

個人の自立が基本とはいえ、仕事がないことにはどうしようもない。

全てを面倒までみてもらえる実家暮らしをやめられない若者が増えるのは、あまりにも自然なことです。



日本で言えば「パラサイトシングル」(親と同居する未婚の若者)


イタリアでは「バンボッチョーニ」(大きなおしゃぶり坊や)

イギリスでは「キッパーズ」(両親のポケットの中で退職金を食いつぶす子供)

カナダでは「ブーメラン」(出戻り)

アメリカでは「ツイクスター」(青年と大人の間)

ドイツでは「ネストホッカー」(巣ごもりする人)

フランスでは「タンギー症候群」(映画のタイトルから)

オーストリアでは「ママホテル」

韓国では「カンガルー」


個人の自立に高い価値をおく社会では若年ホームレスが増え、自立より家族主義が優位な社会ではひきこ

もりやニートが増える。

これは個人や社会の病理を超えた、構造的な問題なのです。



「ひきこもり先進国日本」、さあ、どうします?