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本日9月18日、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で、「全戦没者追悼法要」が勤まります。
先の戦争で死を遂げた全ての犠牲者を偲ぶ、集いです。

太平洋戦争は、1941年12月8日の日本軍による真珠湾攻撃に始まるとされていますが、実は、1931年9月18日の日本陸軍に因る南満州鉄道の線路を爆破した事件に端を発し、満州全土を武力により占領した、世に言う満州事変 に始まりを見るのです。
中国市場に関心を持つアメリカら列強との対立も深刻化し、原爆投下に因る悲劇的結末を迎え、1945年8月15日終戦となっていくのです。

これを十五年戦争(=アジア・太平洋戦争)云うのです。

その犠牲者は、日本人だけで、戦死者約212万人、空襲による死者約24万人とされています。


今日、満州事変以後繰り返された日中衝突及び太平洋戦争までの衝突及び戦争は連続した日本による侵略戦争であるという評価と反省があるのです。

毎年8月15日には、日本各地で戦争犠牲者の追悼の集いが行われています。


しかし、終戦記念日ではなく、あえて開戦記念日に追悼法要が行われるのは、この戦争を被害者の立場で見るのではなく、加害者の立場で、深い懺悔、後悔と反省を持って受け止め、二度と過ちは犯さないという決意を新たにするという、重大な意味を持っているのです。



ちなみに、8月15日の玉音放送をもって終戦とするのは日本だけで、世界的には、9月2日の日本政府が連合国軍戦艦ミズーリ号艦上で、ポツダム宣言受諾の降伏文書に調印し、敗北を公式に宣言したことをもって、第二次世界大戦が公式に終結したとするのである。 (ロシア、中国は、翌3日とする。)