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英国の小説家、バーナード・ショーは、ある美人女優に、こう言われたことがあります。
「ねぇ、一緒に子供を作りましょうよ。あなたの頭脳と、私の容姿を持つ子供が生まれるなんて、素敵じゃない?」
すると彼は、こういったそうです。
「いや、やめておきます。私の容姿と、あなたの頭脳を持つ子供ができたら最悪ですから」と。


乳が良く出る牛の種がいます。又、肉が旨い牛の種がいます。
人間は、この2種を掛け合わせて、乳が良く出て、肉も旨い牛の種を作り出しました。

ところが、同時に、乳が出ず、肉もまずい牛が出来てしまうのです。

当然こんな牛は、生まれても育てずに殺してしまいます。
こうして、人間はいのちに価値を付けていきました。

役に立つもの、有益なものに価値を見いだし、そうでないものは軽視され、無価値、無用とする価値観が培われていくのです。

人間の価値だって、役の立つ者と立たない者。為になる者とならない者。出来る者と出来ないのも。
良いものと悪い者。健康な者とそうでない者。

それらに優劣を付けて、価値判断をする。

昨今話題の、臓器移植の是非、並びに、それに関わる死の判断基準の法制化問題も。

かつてこのブログで問題提議をした、臓器売買も含めて、いのちの価値を考えてみて下さい。



写真は、1970年、 ロックバンド、Pink Floyd の5thアルバム『Atom Heart Mother』です。

中々でしたよ!