地元に戻って来て、やらなきゃいけないと思っていたこと、
それは、生まれたばかりの娘を母に抱っこしてもらうこと。
母の脳梗塞と同時に娘は命を授かったと、
勝手かもしれませんが、私にはそう思えて仕方が無いのです。
だから余計に、母に娘を、母から見れば孫娘をだっこして欲しいと
思っていました。
けれども、引っ越してきた妻の体調も万全ではなく、
そして、まだ首も座っていない娘を連れまわすことにも抵抗がありました。
そういうわけもあって、転居してきてすぐにというわけにはいきませんでした。
しばらく様子を見ていると次第に妻の体調も回復してきましたので
いよいよ、母と娘の初対面となりました。
母は、左脳の血管が詰まっていますので、
右側に要介護5のマヒが出ています。
左半身はまだ動く状態。
ですので、動く側の手で抱っこしてもらいました。
母はベッドに寝たまま。上半身をちょっと起こして。
これまでの経験なんですが、父や私たち兄妹がお見舞いに行っても
それほど母の感情が動かないように感じられていました。
顔の表情が変わらないのです。
ですが、妹の子供が一緒にお見舞いに行くと明らかに表情が違う。
表情がいきいきとして、調子が良ければ笑ってくれます。
だから、娘を母に抱っこしてもらえれば、母の感情も動くと思ったのです。
そして、私の思いは実現しました。
私は、孫娘を抱く母の頬に伝う涙を見ました。
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