受診のきっかけ
妹のうーちゃんの『若年性アルツハイマー型認知症』の診断が確定したのは、2019年12月でした。
うーちゃん自身が『何かが変だ』と気づき、病院を受診したきっかけは、転職のための研修でした。
2019年10月、うーちゃんは転職しようとしていました。
長年、法律事務所の秘書として勤務し、慣れたルーティンワークをこなす毎日。
ただ、上司も自分も歳を重ねる中で、だんだん折り合いが悪くなっていったのは仕方のないことだったのかもしれません。
うーちゃんが悩んだ末に、53歳という年齢も考慮し、『転職の最後のチャンス』と前向きに考えた時、誘ってくださる方がいて、生命保険会社を選択したようです。
有給を消化しながら研修を受け、収入が途切れることないよう仕事を続ける段取りもしていました。
さあ、新しい世界に飛び込む準備!(おおげさ☆)
さっそく用意されたテキストで、生保の専門用語や関係する法律の勉強を始めたけれど、これがどうしたものか、内容がどうしても頭に入らないし、覚えられない・・・
1ヶ月ほど悪戦苦闘してみたものの、ほとんど頭に残ることはなかったそうです。
この苦悩の時間があったことで、うーちゃんは『もしかしたら記憶力に問題があるのではないか』と考えたようでした。
転職先となるはずだった、生命保険会社に辞退の連絡を入れ、自分でネットで検索し、『もの忘れに関する相談』ができる、神経内科のある医院を受信したのは、退職日を過ぎた2019年11月19日でした。