1人の空間





当たり前の日常





ふとした瞬間に





今のいままで忘れていた事を思い出した





そーいや



俺の彼女と先輩の彼女で話してたんだ

ディナーの後に

リッツカールトンのスイートに泊まって

プロポーズ



それが私達の夢だからって



叶えてやれなかったね



怒るかな?



プロポーズこそしなかったけど



俺の大切な人と行ったんだ



君を超える人はいないと思ってた


君に近づける人があの子だと思ってた




でも



いつのまにか



超えてしまっていたのかもしれない




写真を撮るのが嫌いだったのに

あの子とは撮りたいとさえ思う


他人に自分と知り合いだって現実さえ
言って欲しくなかった

なのに
あの子が自分との事を話してくれたのが
どうしようもなく嬉しい


君とさえ2人で過ごしたのは一晩だけだった

あの子とは二晩越えていた


多分


自分でも気付いてないくらい

君はあの子を超えているのかもしれない









でも







嫌な気持ちが少しもない








きっと




それが今の本心なんだろう